スイーツな関係
それを私に見せるように、パカッと開ける。

その小さな箱はこのパーティーのブランドの物で、5カラットはありそうなダイヤモンドの指輪が光っていた。


結婚前提の……プロポーズ? これはドッキリかなにか?


「八木社長! 困ります!」


プロポーズされるほど、知らないのに。


目の前の八木社長よりも、遥人が気になりもう一度いた場所に視線を動かす。
遥人は無表情で私達を見ていた。


パンパンパン!


シーンと静まり返った会場に突然響き渡る拍手の音。

人の輪から先ほどのCEOが大げさに手を叩きながら姿を現した。


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