スイーツな関係
最初は緩やかに唇を合わせ、上唇や下唇を優しく食んでいく。
啄むようなキスが何度も何度も続くと、麗香は俺の舌に絡ませてきた。


淫らなキス音が俺の欲望を募らせる。
身体に触れる麗香の胸も欲情させるんだ。
このままではホテルに直行してしまいそうだ。
麗香も俺に欲望を感じている。
そんな想いが伝わってきた。
しかし、俺は偽りのまま、麗香を抱けない。


そっと麗香から唇を離した。


「その瞳……他のことをして欲しくて誘っているみたいだ」


俺は指先を麗香の頬にそっと触れ撫でる。

やはり図星だったようで、麗香は恥ずかしそうに視線を逸らした。


「それは後日にしよう」


濡れた唇を人差し指でふんわり触れる。

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