スイーツな関係
荒く息を吐き、ぐったりとシーツに身体を沈める私の肩に遥人がキスを落としてくれる。


「遥人……」


私の横に遥人は身体を横たえ、腕を伸ばす。
私も腕を伸ばし、遥人を抱きしめる。
ふわっと眠りがやってくる。


「遥人……」
「疲れたんだね。俺のことだけ考えて、眠って」
「遥人……もね……」


私はお砂糖のように、ううん、それ以上の甘い空気に包まれて眠りに引き込まれていった。

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