スイーツな関係
明け方、遥人の愛撫で目を覚まし、もう一度私達は愛し合った。
疲れ切って再び目を覚ましたのは、何処からか聞こえる携帯の音だった。


「携帯……」


ハッとして身体を起こすと、遥人に引き寄せられる。


「っ! は、遥人っ! 電話が鳴って――んっ」


押し倒されバタつく私に遥人はキスをする。


「知ってる」


唇を離すと、遥人は起き上がりサッとローブを羽織り隣の部屋へ消えた。


今何時なの? もういい時間なのかもしれない。


身体をぐるりと反転させて枕元の置時計を見る。


あ!


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