スイーツな関係
13時を回ったカフェの店内は空いてきた頃で、すぐに席に案内された。


「食事はお済ですか?」
「いいえ、まだなんです。和風パスタのプレートにします。八木社長は?」


朝食を食べ損ねたせいで、お腹が空いている。


遥人は何か食べて行こうと言ったけれど、これ以上遅くなりたくなくて断ったせいなんだけど。
でも空きすぎて胃がきりきり痛むのは、八木社長といるせいなのかもしれない。


「私は……ああ、カツカレーにします。カレーが好きなんですよ」


八木社長は子供のような屈託のない笑みを浮かべる。


確かに、カレーが好きって聞くと子供を思い出す。


ウエイトレスにオーダーを済ませると、八木社長は口を開いた。

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