スイーツな関係
ダメだ……八木社長のペースに巻き込まれている。

私が話そうとすると、次から次へとどんどん深みにはまるようなことを言う。


私は意を決して、大きく頭を横に振った。


「申し訳ありませんが、お付き合いしている人がいるんです。ですから八木社長のプロポーズはお受けできません」
「麗香さん……」


八木社長は意外にも驚いていないよう。

私は立ち上がりその場で頭を下げる。


「本当にごめんなさい」


オーダーする前に話をすればよかった。
バッグからお財布を取り出し、お金を出そうとすると手首を掴まれた。

< 264 / 512 >

この作品をシェア

pagetop