スイーツな関係
「あ!」


亜希がなにやら叫び、手に持っていたパンをテーブルの上にポロッと落とす。


「どうしたの?」


私はパンを拾って亜希の皿に戻しながら聞いた。


「彼だよね?」
「えっ?」


彼って言うからには遥人しかいないはず。


電話を切ってからまだ10分くらいしか経っていないのに……。


振り返るとカジュアルな服で決めている遥人と目があった。
彼は軽い足取りでこちらにやってくる。
私は立ち上がり、遥人を出迎えた。


「遥人、早かったんだね」
「電話をした時、近いところにいたんだ」
「こんばんは~!」


私達の会話をさえぎるように莉奈が立ち上がり声をかけてきた。


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