スイーツな関係
「麗香」


待っていてくれたような声の響き。


『遥人……』
「麗香、会いたい。これから行ってもいいか? 会って君に何度でも許しを請うよ」
『……下に迎えに来てくれる?』
「下? 下ってここのかい!?」
『一度家に戻ったんだけど……ちゃんと話がしたくて……』
「すぐに行く!」


通話がプツッと切れる。


バッグに携帯電話を戻しながら、エントランスのガラス向こうを見ていると、グレーのドアが開き遥人の姿が見えた。


私のところに駆け寄る遥人を見て、胸がトクントクンと高鳴る。


やっぱり遥人が好き。
姿を見ただけで、こんなにも私の胸を熱くさせてしまう彼が好き。



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