スイーツな関係
ガラスの大きなドアが開き、じっと視線を絡ませながら遥人がやってきた。


「麗香」


眉を微かに寄せる遥人の胸に私は飛び込んだ。
無鉄砲に飛び込む私の身体を遥人が抱き留めてくれる。


「麗香……許してくれるのか?」


頭の上からそっと尋ねる声は驚いた響きに聞こえる。


「遥人じゃなきゃ嫌なの。遥人じゃなきゃだめで……遥人が好きなのっ!」


恋愛経験も浅く、21歳の私にはカッコいい言葉なんて見つからず、不器用な言葉を正直にぶつけた。


遥人の胸に当てていた頬を離して顔を上げる。


「麗香……ありがとう……君は優しすぎる……」


額に触れるひんやりした唇。
ひんやりしているけれど、私を見つめる遥人のブラウンの瞳が全てを優しく包み込んでくれているようだ。

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