スイーツな関係
着替えのない私に遥人は自分の淡い水色のワイシャツを用意してくれた。
シャワーを使わせてもらい、素肌に真新しいシャツを身につける。


ドライヤーを借りて髪を乾かす。
長い髪が胸元を隠すと1枚しか身に着けていないせいで心許なかった私に少し自信を与えてくれパウダールームから出る。


部屋は2LDKと言っていた。
この他に寝室と書斎があるそう。


ここに比べたら、あのボロアパートなんて雲泥の差で……。

そこまで考えて、私は大きくかぶりを振った。


もうあのことは考えない!


「麗香? 頭を振ってどうしたんだい?」


リビングから廊下にいる私が見えたのだろう。
遥人は不思議そうに声をかけてきた。


「う、ううん。なんでもないの」


やんわり笑みを浮かべて遥人のいるリビングにそろりと足を進めた。


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