スイーツな関係
「何か飲む?」
「ううん。いらない」


これから起こることに緊張してか顔が引きつっている気がする。
私だけでなく、遥人もぎこちないように感じる。


「じゃあ……寝ようか」
「はい……」


ベッドはクイーンサイズのようで清潔感があるクリーム色のベッドカバー。

やはり寝室も外国のフランスの雰囲気を感じさせるインテリアだった。
白い棚にセンス良く配置されている小物たちがそう思わせるのかもしれない。


「麗香」


私の後ろでドアを閉めた遥人の腕が、背後からそっと回り抱きしめる。
腕が腰に回った瞬間、心臓がトクンと鳴る。


「その姿は魅力的だけど、今日はこのまま寝よう」
「え……?」


思いがけない遥人の言葉に振り返る。

私の顔がおかしかったのか、遥人がクスッと笑う。


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