スイーツな関係
「期待外れだった?」
「そ、そんなことっ……」
「麗香が欲しいけれど、今日だけは麗香を抱きしめて眠りたい」
「遥人……」
「自制する自信はないんだけどね」


私のこめかみに遥人はキスを落としてベッドに入るように言う。


ベッドに入った私を遥人は抱きしめる。
ただそれだけ。
それだけでも……心が強く繋がったように心地よさ。


「おやすみ」
「おやすみなさい」


お互い顔を寄せて軽いキスをかわす。

どちらが早く眠りについたのかわからない。
暗がりに目が慣れ、目を閉じた遥人の顔を見ながらいつの間にか眠った。
眠りに落ちた私の寝顔を遥人がしばらく眺めていたのも気づかずに……。


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