スイーツな関係
「八木社長から」


ガタッ!


八木社長の名前を聞いて、弾かれたように立ち上がっていた。


「大丈夫、不在だって言って帰ってもらったから」


ほーっと安堵の溜め息。


「ありがとうございます。でも、プレゼントを受け取らなくても……」


返すには郵送するか、会わなくてはならないのに……。


「仕方なかったんだよ。八木社長、デスクの上に置いておきますって、ここに入ろうとしたんだから。内心慌てた」


強引な八木社長に眩暈がした。


「麗香さん、ここのところ幸せいっぱいって顔をしていたけど、今日はいったいどうしたのかな?」
「ちょっと信じられないことがあって……」


そこまで言ってハッとなる。


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