スイーツな関係
「シェフ、麗香さんがいらっしゃいましたよ」


フロアー担当の男性スタッフが厨房にいる俺に知らせに来た。


「ああ」
「ああ。って、顔を見せに行かないんですか?」


隣で作業している淳平が手を止めて俺を見る。


「あとで行くよ」
「シェフ~ 同棲したからって安心していると、他の男に麗香さん奪われちゃいますよ」
「余計なお世話だ」


俺は淳平の額を指で弾く。


「痛いですよ~」


今朝の麗香との会話が脳裏をよぎり、突然落ち着かなくなった。


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