スイーツな関係
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店に着くと、遥人は私達を席に案内して厨房へ入っていった。


「忙しそうなのに、谷本さんに迎えに来てもらって申し訳なかったな……」


満席状態の店内を見廻して、亜希がポツリ呟く。


「いいのよ、頼んだわけじゃないの。亜希は遥人のお気に入りなのよね。栄養失調で倒れたって言ったらすごく驚いて、明日は俺の料理を食べさせるって意気込んでいたから」
「いつもクールな谷本さんが意気込むって……想像つかないんだけど……」


亜希の中では遥人はクールな人なんだ。
クールな面もあるけれど、情熱的なところもある彼。
付き合わないと見せない部分かもしれない。


「前菜が来たわよ」


顔見知りのギャルソンがやって来て、次々とテーブルに料理を並べていく。
そのメニューは遥人の気遣いがたっぷり入っていた。
胃に負担のかからない野菜リゾットに、温野菜や白身魚の煮込みなど、亜希の体調を考えてのメニュー。


「この野菜のスープリゾット、味が絶妙だね」


亜希は一口食べると笑みを浮かべた。


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