スイーツな関係
電話を切った後、携帯電話のメモ機能に先ほど言われたことを書く。


多少間違っても仕方ないわよね。


隼人さんの気持ちを聞いて、心が軽くなった。
亜希もきっとそうなるに違いない。


私は足取りも軽く、地下鉄へと向かう階段を下りようとした時、また携帯電話が振動する。


何か言い忘れたことがあったのかと思いながら画面を見ると、遥人だった。


「遥人」
『今大丈夫?』
「ええ」
『麗香、10月8日空いてる?』
「えっ? ちょっと待って……」


手帳をバッグから出して確認する。


「空いてるわ」
『良かった。予定入れないでおいて』
「なにがあるの?」
『それはまだ内緒。じゃあ』


10月8日、それがなんなのか教えてくれないまま電話が切れた。


変な遥人。急いでいたみたい。

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