スイーツな関係
「も、もちろん。素敵な奥さんでいたいわ」
「そうだね。君は俺にはもったいないくらい素敵な奥さんだよ」


唇にキスを落とし、顎、喉元、鎖骨へと移動させる。
手はスカートの中の太腿を撫でる。


「……ン……」
「芽衣は弟が欲しいって言ってるけれど……まだまだ君を独占していたい」
「弟! 私も今度は男の子が欲しいわ」


俺から麗香は身体を離す。


「麗香?」
「本当よ。芽衣も幼稚園生なんだし。ね? もうそろそろ……」
「それって、誘ってるの?」
「さ、誘うって……」
「たまには麗香の方からあんなことも、こんな――」
「いやっ! それ以上言わないで!」


麗香の手が俺の口を塞ぐ。
その手を軽く食むと、麗香を抱き上げた。


「じゃあ、実践してもらおうかな」


恥ずかしそうに顔を赤らめる麗香に俺は意地悪く笑った。



END 

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