スイーツな関係
「それにしても! 玄関まで送ってくれてもいいのにっ!」


電話番号とアドレスを交換した後、彼はそっけなく「ひとりで行けるだろ」と言って私を車から下ろした。


冷たい、冷たすぎる!


その時、ハッとしてペットボトルを落としそうになった。


もしかして、酔っぱらったのはフリだと思ってる?


あの「いいよ。今度の木曜日、デートしよう」と言ったのは早く追い払いたかったから?


そう考えると、血の気がサーッと引いていくような感覚に陥る。


ぐったりとソファに身を沈め、ズキズキしてきた頭で店での事を思い出そうとした。


< 54 / 512 >

この作品をシェア

pagetop