スイーツな関係
甘やかされて育った麗香に、このありえない状況で一緒に過ごせば、彼女は俺を諦めるはず。


腕の中の彼女が不意に寝返りを打った。


寝返りを打てば狭いベッドに、案の定落ちそうになり、俺は慌てて彼女の腰を引き寄せた。


「ん……」


背を向けた彼女が身体を固くするのがわかった。
それから彼女は慌てたように起き上がり振り返る。


「お互い汗だくだね」


オレを見つめる彼女の首から鎖骨にかけて汗ばんだ長い髪が張り付いている。


< 86 / 512 >

この作品をシェア

pagetop