スイーツな関係
お嬢様には不似合いな、まるで途方に暮れた子供のようだ。


「あぁ。こんな台所で料理をしたことなんてないよね」


そう言うと、彼女はバツの悪そうな顔になり、視線を逸らした。


「教えてくれれば出来ます」


俺は肩を軽くすくめると、ガスの元栓を開けた。


「まず、ここを開けなければガスがレンジに通らない」
「えっ? ガスってお料理にも使うんですか?」


本当に何も知らないお嬢様なんだな。
料理も出来ないんじゃないか?

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