君の為に放つボール

1年生の夏。


ある日の部活帰り。


青になった横断歩道を渡っていたあたしは、けたたましいクラクションの音を聞いた。


驚いて右を見ると、あたしの目の前にはトラック・・・





真っ白なトラックのライトを浴びながら、あたしは全身に走った痛みで意識を手放した。



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