旦那様は芸能人~そして、初恋の人~【完】
ドアが開いた音がして寝返りを打つと、恵央斗がベットの隅に、腰を下ろした。



「…秋月さんは…?」



「明日には、目を覚ますだろうって。無理させたな、アリス…」



「大丈夫。私もついて来たかったから。これから気を付ける」



「俺も、気を付けるから」



頭を撫でられると、目蓋が閉じて開こうとしない。

子供に戻ったように、すんなりと眠りに就けた――…。




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