そばにいたい。





お花見事件??があってから、調子が戻らない玲菜とは逆に、

私は順調に回復していった。



もう熱も下がり、後は喘鳴が消えれば退院できるまでになった。




コンコン

「はーい」


ノックの音がして、返事をすると扉があいて制服を着た朔達がはいってきた。


…そっか、今日は月曜日なのか。



「やっほ☆」
「きたぞー!」
「よ」
「しつれーしまーす」
「…」

個性的、だなー

あ、上から、
陸、篤志、朔、瑠衣、龍ね!



「悠莉ちゃん、調子どう?」

入ってくるなり、私の方を見て聞く朔。



「今日も熱出てないよ!喘鳴が消えたら退院してもいいって」

「そっか、よかった」


先生に言われたことを伝えると安堵した表情になって、にかっと笑った。


その笑顔にすこしキュンとしたのは内緒で。笑
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