そばにいたい。





ーーーコンコン



「拓真、はいるぞ」




春馬は拓真の部屋をノックしてドアをあけた。




「拓真…」



拓真はベットの上でうずくまっていた。




「なんか用」



素っ気なく春馬に聞く。





「玲菜のことでちょっとな」




「…出てけよ。あいつの話なんて聞きたくない!!」



「話しをききなさい。玲菜は、9歳で拓真のお姉さんになるんだよ」



「俺は…!俺はお姉ちゃんなんていらない!!」



「拓真…」




その後の拓真は春馬が何を言っても聞かなかった。



仕方なく春馬は部屋をでた。
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