そばにいたい。





「玲菜??」

「んー??」

「んー??じゃないでしょ。体調、悪いんじゃないの??」

「…」

あらら、無言になってしまった


「玲菜、保健室行こう??」

そういうと、玲菜はしぶしぶといった感じで頷いた


「あるける??」

「ん、だいじょーぶ」

「じゃぁ、いこっか」

「ん」

そういって、立ち上がった…けど
また椅子にまいもどった

あらら、これは相当辛いのね…

んー、でも、あたしひとりじゃ運べないし…

そう、えんえんと考えていた


「ハァ、ハァ、ハァ…ゆ、り」

どんどん玲菜の息が荒くなって行った
まずい、このままじゃ過呼吸になる


「れいなー??大丈夫だよー。ほら、深呼吸しよっか」

「ハァ、ハァ、ゆ、り…ハァハァ…」

「れいな。ほら、大丈夫大丈夫」

背中をさすってあげる


「ハァハァ、ハァハァハァ…くる、し、い…ハァハァ…」

玲菜の目から涙がこぼれた

私は、ポケットに入っている紙袋を出して玲菜の口にあてた。


「れいな、息しっかり吐いて」

「ハァハァ、はぁ、ハァハァ…」

「そうそう、上手だよ」

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