そばにいたい。



これが、いつものながれ。


朝、私がご飯を作っていると、必ず朔が起きてくる。

そして、挨拶をして、私の体調を確認して、ふたりでご飯をつくる。


それが、当たり前になった。




今日は月曜日。



ご飯を作った後は、制服に着替える。


そして、リビングにもどれば、朔と龍と瑠衣がコーヒーを飲んでる。


「おはよう」


今日はじめて顔を合わせたふたりに挨拶をする。


「ああ」「おはよ」


微笑んで挨拶を返してくれる瑠衣と、相槌をうつだけの龍だけど、ふたりともきちんと目をあわせてくれる。
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