そばにいたい。





笑った龍にみんなおどろいていたけど、すぐにもとにもどった




あー、やばいかも…
今まで我慢してたけど結構きついんだよね…
自己紹介おわったし寝転がってもいいかな…??

喘息の発作でそうだし。


「りゅ、ゴホゴホ、ケホッ」

龍って言いたかったのに。
発作でちゃった…
くるしい…

「玲菜??発作か??」

「龍、玲菜のポケットにくすりがあるからとってあげて」

「あぁ、玲菜、口開けろ」

龍が吸入器をとってくれる。
口をあけると、吸入器をあててくれた


「コホッコホッ、ゼェゼェケホッ」

「玲菜、大丈夫だ。すぐおさまる」

「ケホッケホッ、ゴホスゥ、ハァ…」

龍がいる。
だから大丈夫。
って思ったんだ。


「ケホッ、はぁ、はぁ…りゅ、う」

「苦しかったな」

しばらくして、発作がおさまったとき、わたしは龍に抱きついた

龍は嫌な顔ひとつせず、ギュッてしてくれた

不思議と龍の胸は落ち着いた。
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