そばにいたい。





あるきながら、少しやばくなってきて、しゃがみこんだ。

だけど、状態はどんどんわるくなっていく。


どうしよう…


息切れもする。


「ハァ、ハァ…ど、しよ…りゅ、うハァ」

無意識だった。
無意識のうちに龍をよんでたんだ。

そんなねがいが叶ったのかは分からないけど、後ろから声が聞こえた。


「玲菜??どうした」

「りゅ…ハァハァ、し、んどぃハァ」

「もう少しで着くからな」

息もままならない私をだきあげ、運んでくれる龍。


このままじゃ、過呼吸まででてきてしまう。

だけど、自分では止められなくて、さっきよりも酷い動機と、息切れ。
それにくわえて、熱も上がってきているように感じた。
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