想 sougetu 月
「はあ……はあ……はっ!」
「すごい……どんどん愛液が溢れてる……これじゃちょっと……」

 そう言って斎はシャツを脱ぎ、小さく畳んで私のお尻の下に引く。

「な……何?」

 何をしているのかわからず、不安になってしまう。

 息が上がって声がかすれてしまうが、何とか声が出た。

「このままじゃベッドで寝られないくらい濡れそうだからね」
「……?」
「ここから溢れる液で下が濡れてるんだよ」

 意味のわからない私にもわかるようにする為なのか、すくった指に液が滴る所を私に見せた。

「いやっ……そんなの見せないで……」

 自分の中からあんなものが出ていると知ってショックを受けてしまう。
 しかもあんなにたっぷり……。

 シャツを下に引かなきゃならないほど溢れていると教えられて羞恥心が湧いてくる。

「どうして? 感じるから出てくるんだよ?」

 どうして斎がそんなに嬉しそうに言うのかわからない。
 泣きそうな気持ちで首を振り、無駄だとわかっていても腕をコードから引き抜こうと引っ張った。

「無駄な抵抗しない」

 優しい声で引っ張っていた腕を斎の手が優しく押さえる。

「斎……」
「もっと声を出して、もっと感じるんだよ」

 そう言って斎はまた私に深いキスを落としてきた……。
 
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