17のウエディン




その後も自己紹介は続いていたけど

女子は杉原君に釘付けだった。



おかげであたしの自己紹介の時も上がらないで出来たし杉原君には感謝しないとね。




それにしても綺麗な顔してるなぁ


ジッと杉原君を見ていると、視線に気付いたのかこっちを向いた。





「…ん?」




不思議そうにあたしを見た。

いけないいけない、変に思われるな




「隣になったし、これからよろしくね」




なるべく変な顔にならないように笑った。





「……………あぁ。よろしくな」





そう言って微笑んだ杉原君は

クラスの女子が見とれるぐらいカッコ良くて





あたしは思わず顔を逸らした。




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