17のウエディン
「あ……ごめん未咲。あたし診察に行かないと」
「え?…あぁ…ついく?」
未咲は心配そいな顔であたしを見る。
未咲も春もいつもあたしを心配してくれる
それは2人があたしの“体のこと”を知ってるから
「大丈夫だよ。そのために病院に近いこの高校を選んだんだから!」
「本当に?何かあったらすぐ電話してね?」
「うん。ありがとね!」
教室を出たあたしは『中央病院』へ向かった。
見慣れた病院内でも、制服が違うからかな
新鮮に見えてしまう。
「明梨ちゃん!入学おめでとう。制服似合うわね!」
「ありがとう!えへへ…照れるなぁ」
すれ違うナースさん達があたしに話し掛けてくれる。
診察室3と書いてあるドアをノックして中に入る。