わたるんといっしょ
もっともな言い分であった。ヒャッハーのくせに。
「並べや並べ!割り込み禁止だ!るーる守れねえ奴は、どつくぞ、ェアーン?」
まともな言い分であった。ザコキャラの分際で。
とにもかくにも、始まりました、ヒャッハークジ。律儀に整列した若者集が金を失い、夢を掴む。
まず第一手。
「87点の人だねー」
「あ、阿行さん、自分を覚えてくださったんですかっ!」
「うん、87点」
「じ、自分、感激で涙が、くうぅ!」
「さすがは隊長っ」
「阿行さんに覚えてもらえるだなんて、さすがです!」
「しかもか高得点!」
「自分、一生隊長についていきます!」
「……」
阿行さんじゃっち100万点所持者のわたるんは口が裂けても横やりを入れてはならないと、空気を読んだ。