宇宙人とストーカーと私



山田くんは突然立ち上がったかと思うと、ガシッと私の右手を掴み勢いよく自分のほうに引いた。


そして混乱する私をギュッと抱きしめ、耳元で囁く。



「俺を受け入れてくれたのは田中さんが初めてだ。嬉しい…」



……は?


誰がいつあなたを受け入れたって?


必死で記憶を手繰り寄せてみたけど、生憎そのような発言は確認できなかった。


周りのクラスメイトたちも突然のことに目を丸くしている。


というか視線が痛い…。



「あ、あの…山田、くん?」


「星也って呼んでくれ、田中さん」


「その前に一度離して」



このままでは女子の視線に射殺されてしまう。



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