宇宙人とストーカーと私
なんですかその「実は俺、カレーが好きなんだ」みたいな軽い言い方は。
どう返せばいいのかわかんねぇぇええええ!
そんな心中とは裏腹に、脳内は案外すっきりと事態を受け止めていた。
これは、あれだ。
関わっちゃいけない人だ。
第一次ワタシ会議、締結。
『顔がいいだけの変人とはこれ以上関わってはいけない』。
一方私の決意など知るはずもない山田くんはどこか感動の面持ちで、期待するような視線を送ってくる。
な、なんだよ。
そんな目で見るなよ。