【完】となりの俺様幼なじみ
「実はさ…………俺……好きな奴いるんだ。」
え……好きな……人?あたしの頭はパニックで真っ白で何もしゃべれない。
「それで、何年も流れ星に祈り続けてるんだけど、全く気付いてもらえない。」
夜空ではまた一つ、星が流れていく。
「そいつには、長い間想ってるやつがいるっぽくて、俺だとそいつはダメかもしれないんだ。」
悠真が、こんなに想ってる人がいたなんて分かんなかったよ、気付かなかったよ。
チクリと胸が痛む。
これ以上聞いてしまったら、幼なじみっていう関係が壊れそうで……
もう、やだ何も聞きたくないよ。