桜並木の下で 下 ~十月から三月~
「てめぇら、何やってんだよ!?」
俺は、秋穂たちに怒鳴った。
「人に罪なすりつけて、そんなに楽しいかよ!?」
「白馬くん!何を騒いでいるんですか!?」
奈美を叱っていた先生が俺を睨んで。
「規則規則って、ゴチャゴチャ言う暇があったらよー、生徒の話聞いたら?」
俺はそんなけ言って、保健室を出た。
俺は、もう検査をパスしてるからな。
去り際、後ろを見ると、奈美はこっちを睨んでた。