意地悪なアイツ【完】
こそこそと話をする私と愛美。
「二人に任せる?」
不安げに聞く愛美。
『大丈夫でしょ、
しっかり者の健人いるんだし(笑)』
と笑いながらあたしは健人を指した。
「そうだよね(笑)」
あたしは振り返って2人に近づき
『じゃあ次は塗り替えよろしくね』
そう言ってペンキを渡した。
「嘘だろおおおおぉぉぉ!!」
廊下に響く程の大きな声で叫ぶ龍。
それを見守るように笑った愛美と健人。
『 はいっつべこべ言わないでする!
まだまだやることは沢山あるんだから』
龍は子供みたいな膨れっ面になって
今にも、したくなーい!と言いそうな顔をして私を見ていたけど
そんな事は無視してあたしと愛美は教室を出た。