【完】運命は罠と共に
はぁー。
頭上から聞こえてきた溜め息に一気に不安になった。
不安を解消したくて、洋輔さんに抱きついてしまった。
離れないで欲しい。
「引いたりしてない?嫌いにならない?」
洋輔さんの答えが待てなくて、彼の顔を覗き込んだ。
「馬鹿だな。それぐらいで嫌いになるなら、嫉妬したりしないから。で、何見てきたの?」
「ド○○もん。レディースデーで見ようと前々から決めてて、仕事は休みを希望してた。あとは――」
もう1つもアニメ。
気になる映画があったから、今日は珍しく二本立てで見たところだった。
「俺も相当だよね。どんな奈々でも可愛くしか見えないからなー。俺にもそれだけの興味を素直に向けて欲しいくらいだけど。それに、上目遣いやめてくれる?このまま押し倒したくなるから」
私は慌てて洋輔さんとの距離をとった。
そしてやっぱり不安でもう一度聞いてしまった。
「本当に嫌いにならない?」
「奈々は分かってないな。俺は隠し事される方がきついからな。嫌うどころかホッとした気持ちの方が強いから。1人で映画行っててもいいから報告だけしてくれると助かる。余計な心配しなくてすむから」
亜美が言ってた通りだな。
変に隠したりせずに、ちゃんと話しておくべきだった。
私ばかりが嫌われることを心配しすぎて、洋輔さんの気持ちを考えられなかったな。
私のその場凌ぎの逃げが、洋輔さんを不安にさせちゃったんだよね。
「分かった。ちゃんと報告します。洋輔さん……ごめんなさい」
「分かってくれたらいいよ。それと、いくら友達でも男と2人で会うのはやめろよ。気が気じゃないから」
少し気まずそうに言う彼が無性に愛おしいと感じた。
どんどん彼に溺れていく。
「今回は偶然会っただけだから。普段だったら立ち話して終わるし、今日みたいなイレギュラーな感じじゃない限り2人で会うなんてないから。安心していいよ」
「……期待しとくよ。さてと、夕飯食べるか。作ってくれてたんだろ?俺が来たときいい匂いがしてたしな」
「作って待ってたんだから。今から温めてくるね。ちょっと待ってて」
作っていた夕飯のことを思い出し、急いでキッチンへと向かった。
頭上から聞こえてきた溜め息に一気に不安になった。
不安を解消したくて、洋輔さんに抱きついてしまった。
離れないで欲しい。
「引いたりしてない?嫌いにならない?」
洋輔さんの答えが待てなくて、彼の顔を覗き込んだ。
「馬鹿だな。それぐらいで嫌いになるなら、嫉妬したりしないから。で、何見てきたの?」
「ド○○もん。レディースデーで見ようと前々から決めてて、仕事は休みを希望してた。あとは――」
もう1つもアニメ。
気になる映画があったから、今日は珍しく二本立てで見たところだった。
「俺も相当だよね。どんな奈々でも可愛くしか見えないからなー。俺にもそれだけの興味を素直に向けて欲しいくらいだけど。それに、上目遣いやめてくれる?このまま押し倒したくなるから」
私は慌てて洋輔さんとの距離をとった。
そしてやっぱり不安でもう一度聞いてしまった。
「本当に嫌いにならない?」
「奈々は分かってないな。俺は隠し事される方がきついからな。嫌うどころかホッとした気持ちの方が強いから。1人で映画行っててもいいから報告だけしてくれると助かる。余計な心配しなくてすむから」
亜美が言ってた通りだな。
変に隠したりせずに、ちゃんと話しておくべきだった。
私ばかりが嫌われることを心配しすぎて、洋輔さんの気持ちを考えられなかったな。
私のその場凌ぎの逃げが、洋輔さんを不安にさせちゃったんだよね。
「分かった。ちゃんと報告します。洋輔さん……ごめんなさい」
「分かってくれたらいいよ。それと、いくら友達でも男と2人で会うのはやめろよ。気が気じゃないから」
少し気まずそうに言う彼が無性に愛おしいと感じた。
どんどん彼に溺れていく。
「今回は偶然会っただけだから。普段だったら立ち話して終わるし、今日みたいなイレギュラーな感じじゃない限り2人で会うなんてないから。安心していいよ」
「……期待しとくよ。さてと、夕飯食べるか。作ってくれてたんだろ?俺が来たときいい匂いがしてたしな」
「作って待ってたんだから。今から温めてくるね。ちょっと待ってて」
作っていた夕飯のことを思い出し、急いでキッチンへと向かった。