【完】運命は罠と共に
「田中さん、リハビリ終了おめでとうございます」
俺はリハビリが終了し、今回の怪我の治療が完了した。
「ありがとう、槻木さんのお陰だよ」
本当に槻木さんにはお世話になった。
怪我もことはもちろん、色々な相談にものってもらった。
「私なんてただのお手伝いしか出来ませんからね。私から田中さんにリハビリ卒業祝いがありますのでお楽しみに。今日中何かいいことがあると思いますよ」
「いいこと?よく分からないけどありがとう」
意味あり気な槻木さんの笑みに多少の不信感を覚え、怪訝な顔になってしまった。
「まぁ楽しみにしといてくださいね。痛みとかリハビリのこととかは何かあればいつでも相談に来てくださいね」
ただ最後は不信感を払拭するような笑顔で、リハビリスタッフの顔で、見送られた。