【完】運命は罠と共に
本当は声をあげて喜びたい気分だった。



けれどこんな公衆の面前で、そんなことできるわけもなく、心の中だけで済ませるしかなった。



彼女と会いたい。

話をしたい。

気持ちをちゃんと伝えたい。

患者ではなくなった俺に会って欲しい。



そんな気持ちでいっぱいだった。
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