帰る場所[短編]

美羽の最後の言葉通り、空港で彼女を見送った3週間後、手紙が届いた。

「元気ですか?お仕事頑張って。応援してます。」

とだけ書かれた真っ白な便箋1枚に、あの有名なナイアガラの滝の前でピースをした彼女の写真が添えられていた。


写真を見る限り彼女は元気そうで、少し安心した。

その手紙が届いてから、俺は毎日カレンダーとにらめっこをしながら、彼女の帰国の日を待った。


でも、予定の3ヵ月を過ぎても彼女は帰ってこなかった。

連絡を取ろうにも俺は彼女の自宅の電話番号しか知らない。

彼女に身寄りがあるのかさえ知らなかった。

だから、俺は心配と不安で胸が張り裂けそうになりながらも、ただただ彼女からの連絡を待つしかなかった。
< 8 / 8 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

  • 処理中にエラーが発生したためひとこと感想を投票できません。
  • 投票する

この作家の他の作品

僕等の旅路

総文字数/1

恋愛(その他)1ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
俺は待ち続ける。 いつも。 いつまでも。 たとえ、君が帰ってこなくても。
翼[短編]

総文字数/2,584

青春・友情9ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
俺の背中には翼がある。

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop