騙されてあげる~鬼上司に秘密の恋心~



「約束する。絶対、こっちを本拠地にしてるチームのコーチになって帰ってくるって」

「うん。秀ちゃんなら、出来るよ」

「だから、だからさ、麻菜……」


秀ちゃんの抱きしめる手に力が入った。




「それまで待っててくれるか……?」



もちろんだよ。

そう答えると、秀ちゃんは安心したようにもう一度強くわたしを抱きしめた。





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