騙されてあげる~鬼上司に秘密の恋心~
「あーあ、ちょっとくらいいいじゃんかよ。ケチ」
「ケチでも何でもねーよ。人の女に軽々しく触んなよな」
秀ちゃんってジョンとか流川さんの前になるとこういうことを、普通に言う。
だから、その度にドキドキしてしまう。
「仲森、その辺にしといてあげないと。麻菜がリンゴになってるよ」
わたしの顔を見て、クスクス笑うジョン。
「あんま見るなよ、ジョン」
わたしの顔を隠しながら、またしても秀ちゃんはジョンを威嚇した。
「大丈夫だよ、仲森。僕、麻菜のことは諦めたから」