【完】三つ子のヤクザと狼娘 巻ノ壱





 っていうか…そういう話をされると恥ずかしいと感じるのは、この場で私だけなんでしょうか…。



 皆、平気そうな顔してる。




 なんで平気なんだろ〰〰〰。




 
「ほら、早く乗れよ」



 奏太さんが、開け放たれた扉の向こう――つまり、庭に停められた大きな黒い車の中から手招きする。




 い、いつの間に乗ったんだろ。




「どこ行くの?」




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