花
『ごめんね、
今日の お昼、一緒に食べられなく なっちゃった(ノД`゜)゜。
和ちゃんが一人に ならないように、
蓮 先輩に、お昼休みに なったら すぐ そっちに行って貰うように、言っとくね!(≧ω≦)』
いつものように、学校に着いてから席に座って ぼんやり していると、
凛からメールが来た。
蓮と話して居るのも楽しかったが、
やはり凛が居ないと寂しいな と、
その日、和は お昼休みの時間が、いつも程 楽しみでは なくなってしまった。
いつも だったら、お昼休みが始まると同時に教室を飛び出すから、
同じ会話を聞いても、耳には入らなかった…のかも、しれない。
しかし その日、いつもより お昼休みが楽しみでは なかった所為で、
和は聞きたくない会話を聞いてしまった。
その会話の中に″貴史″という単語が出てきた時、
和は思わず、その場に立ち止まっていた。