08 月の君




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終わらない物語の始まりは突然で、

その波に飲み込まれて

それでも生きよう と したから…―


″君は死なないで″って、

ひとり願った。




あの夜は、

月が泣いてる みたい、だった。




今は もう、

…怖く なんか ないよ。








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