白いジャージ9 ~最終章~
「この体育祭の準備に何も参加しなかった人がいると思う。何か少しでも準備にかかわるようにと言ってきたが、何も手伝っていない生徒が多い。高校の体育祭は、人生の中で3回しかない。後悔してももう戻れない。だから、もしも何も手伝っていない生徒がいたら、今日この場で、頑張って欲しい。何かひとつでいい。今日の体育祭で、何かひとつでいいから、自分はこれを頑張ったと言えるようにして欲しい。体育祭が成功するかどうかは、みんなにかかっている。実行委員だけが盛り上げようとしてもだめなんだ」
先生はマイクを持ち直して、みんなを見渡す。
「ここにいるひとりひとりが、同じ気持ちで盛り上げて欲しい。パンダからのお願いは、以上です」
胸に響く先生の言葉。
その後、先生はお客さんに、挨拶をして、縁日の説明をした。
来場者の方が参加できるリレーや綱引きもあるらしい。
素敵な素敵なパンダの挨拶に、うっとりしているのはきっと私だけじゃない。