白いジャージ9 ~最終章~








「ここで、いっぱい楽しい思い出作ろうな。この家がもっともっと好きになれるように」





先生は、授業中のような熱い視線を私に向けた。





「うん!!いっぱい楽しいことしようね」




「じゃ、まずは・・・・・・」





と先生は私の肩に手を乗せた。







「新居での、初キス・・・・・・しちゃいますか?」




コクンと頷く私に、にっこりと微笑む先生。







そっと、唇を合わせた。






ここで、何回キスできる?






いつか、そう遠くないいつか、私達の天使にもキスできるんだね。







こうして、無事に新居への引越しが終わった。








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