白いジャージ9 ~最終章~






「直……?」





先生はものすごく心配そうな顔をして私の腕に触れた。



私は、笑顔で答える。




「覚えてるから大丈夫だよ!!」





そう言って、大竹さんに先生の携帯番号とメアドを教えた。







ドキドキした。




自分に対して。





ほんの少し。




ほんの少しだけ成長することができた自分に、ドキドキしたんだ。







先生の妻として、5点くらいポイントアップしたかな。




へへ。






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