夫婦の始まりは一夜の過ちから。



「その手配は私達がするから心配は要らないわ。ただね、脅かすつもりで言うつもりはないけど…。メディアはそれでも追いかけてくるでしょうね」

「海外にもですか?」

「メディアにとっては場所なんて関係ないのよ。そしてありもしない事を面白がって記事にし、それを国民に信じさせていく」





一瞬、脳内に追われる自分の姿が浮かびゾッと鳥肌がたつ腕。





「あなたにそれ全てを受け入れる覚悟は出来てる?って今更出来てないなんて言われても、あなたはどっぷり浸かっているからもう逃げれないわよ」





逃げようなんて思ってない。


壱と結婚してからはある程度の事は覚悟していたし、それに壱が傍にいてくれるなら…





「イチは最悪の状況に陥った場合はあなたと別れると言ってるけどあなたの意見は?」



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